アメリカの爆撃機に搭載されていた爆撃照準器です。 爆撃照準器とは爆撃目標を正確に破壊するため使われた精密機器のことです。当時は、存在が最高機密のため、爆撃機の離陸直前に機体に取り付け、作戦終了後はすぐ専用保管庫に戻し、移送の際には1台ごとに武装した兵が護衛に就きました。また敵の手に渡らないよう、当時のマニュアルには、機体が被弾したりして機を放棄せざるを得ない状況になったときには、最優先で破壊することが義務付けられていました。

 小型ジャイロが組み込まれた機械式アナログコンピュータを搭載しており自動操縦装置とのリンクが可能で爆撃航程に入った際、パイロットから爆撃手に操縦が引き継がれ、精密な爆撃を行います。

 爆撃手は使用する爆弾の種類や高度,投弾角度,風向きなど弾道に与える要因を照準器にセットして,投下ボタンをセットすれば照準器が自動的に投弾するような仕組みになっていました。
ノルデン爆撃照準器    NordenBombSight